田中圭一先生の「うつヌケ」という本を読みました。
実際に鬱を体験した方のお話で、思い当たることが多くあって、面白かったです。 本の中で「鬱は心のガンなのです」という言葉がありました。
そういえば他の本で
「鬱は心の骨折です」と書かれていました。
一般的に多く認知されているのは「鬱は心の風邪です」というフレーズではないでしょうか。 「風邪」だと、だれでもかかることがある反面「すぐに治る」イメージもありますよね。 誰でもかかる可能性はある、けど「簡単に治るものではない」という観点から「骨折」なのでしょう。 でも、放っておいたら死に至るかも、という面で「ガン」の方が当てはまるかも。
鬱がひどい頃だと、電車や地下鉄を待っているときに怖くてホームの列に並べませんでした。 先頭にいると、列車が入ってくるところに飛び込みたくなる衝動がありました。 鬱って「この世から消えたくなる」ものなのですよ…。
思えば小学校の高学年から「この世から自分の存在を消してしまいたい」感覚はあったかもしれません。 学校に行けば行ったで仕方なく「周りに合わせて」行動していたけれど、家に帰ると疲労困憊、という感じ。 先生からは「学校では普通に過ごしているのにね」と言われていましたが…「普通に過ごしているように見せていないといけない」気がしていただけで。 学校は行きたくなかったなぁ…。
メンタルは本当に難しい…。